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全国売れっ子スタイリスト連載第7回「沖縄の美容を塗り替えたサロンの28歳」6年目/最高売上209万円/沖縄県那覇市

月刊BOBの長寿連載、『日本全国売れっ子スタイリストを探せ!』。なかなか知ることのできない、リアルに売り上げが高い美容師さんの数字や取り組みを赤裸々に取材するこの企画。2004年に「人が好き!美容が好き!」というメッセージを掲げて始まり、名前や形を変えながら日本全国の200名近い美容師さんを紹介してきました。(現在の連載タイトルは「日本全国売れてるスタイリストを探せ!」)働き方、ライフプラン、キャリアプランのヒントが詰まっていて、掲載はいつも雑誌の後ろのほうですが反響の大きい企画です。

今回は月刊BOB2004年10月号掲載の第7回をご紹介します。

全国売れっ子スタイリスト連載第7回 MEI[MIMU de HOMME(ミムデオム)/沖縄県那覇市]2004年10月号掲載

MEIさんの売り上げデータ

プロフィール

めい/本名は嘉手川玲。1976年7月21日生まれ。沖縄県那覇市出身。日本体育大学を中退して琉球美容専門学校に入学した。卒業後、MIMU de HOMME入社。技術セミナーでも活躍する。

サロンデータ

MIMU de HOMME(みむでおむ)

オープン:1992年

スタッフ数:7人

広さ:20坪

場所:那覇のメインストリート、国際通りに位置する

最高売り上げは209万円。180万円を割らない高平均

※拡大して見られます

沖縄の高校生の美容の意識を塗り替えたサロン

うちなあタイム。沖縄の人々のゆとりある生活を表す言葉だが、MIME de HOMMEは92年のオープン当初からうちなあタイムNG。電話からサロン内での会話にいたるまで標準語で対応した。そんな都会的なサロンに感動したのが、高校時代のMEIさんだった。

沖縄の高校生の間でMIME de HOMMEが話題になり、財布事情の厳しい学生たちも割高な美容室に通い詰めた。

「床屋のカットは自宅で切りなおしていました。当時はシャギーが全盛だったので、スキバサミで梳いて。まず、MIME de HOMMEは直す必要がないことに感動した。僕は母も美容室をやってましたが、母の仕事とMIME deの美容は全く違った」

時はカリスマ美容師以前。美容師という職業自体が、マイナーでかっこいい響きを持っていた。

「派手だけどこれからの仕事で、まだアンダーグラウンド。憧れました」

半年分のヘアスタイル計画

一度は東京の大学に進学したものの中退して那覇へ戻り、憧れのサロンの門を叩いたMEIさん。
売れっ子スタイリストとなった現在は、お客さま一人ひとりに対して半年分くらいのヘアスタイル提案の計画を持っている。お客の半数はお任せだ。
「一人ひとりの持ち味を生かした計画をつくって、半年計画でスタイルチェンジを提案していくんです。ぼくも28歳。お客さまと一緒に成長して、それぞれの美しさを導き出してあげたい。一生のパートナーでありたいですね。」
1日の客数は12~13人、すべて指名客で埋まっている。

 

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