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全国売れっ子スタイリスト連載11回目「ライバルがいるから高みをめざせる」最高売上302万円/福岡県福岡市

 

月刊BOBの長寿連載、『日本全国売れっ子スタイリストを探せ!』。なかなか知ることのできない、リアルに売り上げが高い美容師さんの数字や取り組みを赤裸々に取材するこの企画。2004年に「人が好き!美容が好き!」というメッセージを掲げて始まり、名前や形を変えながら日本全国の200名近い美容師さんを紹介してきました。(現在の連載タイトルは「日本全国売れてるスタイリストを探せ!」)働き方、ライフプラン、キャリアプランのヒントが詰まっていて、掲載はいつも雑誌の後ろのほうですが反響の大きい企画です。

今回は月刊BOB2005年2月号掲載の第11回をご紹介します(記事内容はすべて、取材当時のものになります)。

全国売れっ子スタイリスト連載第11回 ARRTY ARRTY(アーティアーティ)/福岡県福岡市]2005年2月号掲載

辰島 聡さんの売り上げデータ

プロフィール

たつしまさとる/1976年(昭和51年)9月3日生まれ、28歳。熊本県熊本市出身。熊本ベルエベル美容専門学校卒業後、福岡市のARRTY ARRTY入社。2003年、2004年のアジアビューティコングレスのヘアカラー部門でいずれも準グランプリ、2002年にはグランプリを受賞している。薬院店店長を務める。

サロンデータ

(株)ネオ・アーデント

創業:1993年

スタッフ数:48名

 

辰島さんの売り上げ推移

平均すると技術売上だけで200万円前後。特筆すべきは再来店率の高さだ。新規リピート率は4月を除いて安定して90%台を保っている。

また、アジアビューティコングレスで入賞歴があるヘアカラー技術の高さにも定評がある。

 

ライバルと切磋琢磨する環境下で、練習の虫に

同期入社4名のうち、辰島さんがシャンプーテストに合格したのはなんと最後。「一番覚えが悪かった」と語っている。

しかし、スタイリストデビューは入社2年目という速さ。

「マスターするまでは時間がかかるんですが、覚えてからは早いんです。シャンプー指名もたくさんいただけるようになりました」

この急成長の裏には良きライバルの存在があった。同期入社4名のうち男性は辰島さんのほかに1名。それが上村真徳さんだ。スタイリストデビューまでは寮生活を送ることが決まりである同社では、辰島さんが練習に行くと言えば上村さんが、上村さんが行くと言えば辰島さんが、といった風に互いが刺激し合っていた。

「朝は起きたらすぐ、閉店後は夜中の2時まで、毎晩練習のときも競い合っていました」

そんな二人は現在、辰島さんは薬院店で、上村さんは長丘店の店長を務め、今も変わらずに互いに磨き合うライバル関係にある。

 

500万円を達成するための「コンサバスタイル探求」

そんな競い合う二人の次なる目標は「売上500万円」。これまで300万円は達成してきたものの、500万円は大きな壁だ。壁をのりこえるには、これまでのやり方だけでは通用しない。辰島さんが考えているのは“コンサバスタイル”の追求だ。これまでかわいらしい女性像づくりに定評があった辰島さんだけに、新しい挑戦になる。

「コンサバスタイルは1番難しいですよね。ですが一番のボリュームゾーンでもあります。かわいらしい女性像とコンサバな女性像、どちらのスタイルも極めてさらに幅広い女性から指名をいただけるようになりたい」

自らの苦手を克服し、さらに高みをめざそうとする辰島さん。その原動力にはよきライバルの存在と、その二人を育ててくれたARRTY ARRTYというサロン自体が持つ前向きな力が大きく影響しているのかもしれない。

 

 

 

 

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