9月11日(金)9:00~ABBEY松永さんにウイッグ切りながらカットの質問答えてもらうインスタライブ!松永さんのインスタアカウント乗っ取りの話も聞いちゃいます。詳細はクリック!

全国売れっ子スタイリスト連載第14回「まじめにコツコツ、新しいタイプの売れっ子」最高技術売上184万円/岡山県倉敷市

月刊BOBの長寿連載、『日本全国売れっ子スタイリストを探せ!』。なかなか知ることのできない、リアルに売り上げが高い美容師さんの数字や取り組みを赤裸々に取材するこの企画。2004年に「人が好き!美容が好き!」というメッセージを掲げて始まり、名前や形を変えながら日本全国の200名近い美容師さんを紹介してきました。(現在の連載タイトルは「日本全国売れてるスタイリストを探せ!」)働き方、ライフプラン、キャリアプランのヒントが詰まっていて、掲載はいつも雑誌の後ろのほうですが反響の大きい企画です。

今回は月刊BOB2005年5月号掲載の第14回をご紹介します(記事内容はすべて、取材当時のものになります)。

全国売れっ子スタイリスト連載第14回 TOP HAIR(トップヘア)/岡山県倉敷市]2005年5月号掲載

田中順子さんの売り上げデータ

プロフィール

たなかじゅんこ/1974年5月2日生まれ、岡山県出身。短大卒業後2年間保育士として勤めた後、中学時代に反対されてあきらめた美容の道が忘れられず、広島県東部美容専門学校に入学。卒業後、TOP HAIRに入社し現在7年目。

サロンデータ

(有)トップヘア
創業:1982年
役員・社員数:81名

 

2003年12月に、目標だった指名客200名を達成!

美容師になり6年目である2003年12月に指名客数200名/月を突破! その後、月ごとのバラつきはあるものの150人以上/月の指名客をキープし続けている。

 

なりたい自分をイメージしている女性が多いから、言いやすいタイプのスタイリストが支持される

「彼女はカットの昇格テストで3回失敗。上がり性でいずれも緊張しすぎて手が震えて失敗しました。しかし、彼女をみていて思うのは、新しいタイプの売れっ子だということ。地味でコツコツやるタイプで、目立たないけれどお客さまのことをしっかりと勉強している。だから、きびしいお客さまでも浮気しないでついていく。それと彼女には、モノが言いやすい雰囲気があるんでしょうね」とは、TOP HAIR代表の甲斐尊美さん。

つまり、今はスタイリストから提案される以前に、なりたい自分をイメージしている女性が多い。むしろ提案されるよりも、言いやすいタイプのスタイリストが支持される。例えば、最後の合わせ鏡の際に「ちょっと、ここが重たい」と言えるお客は少ない。でも、気軽に言えるスタイリストにめぐり合ったらその一言を言いたいお客は多いはず。そんなスタイリストが田中さんなのだ。

代表の長い友人で、結構きびしいお客を田中さんに紹介した。最初は心配したけれど、その後ずっと田中さんを指名してリピートしてくれているという。カルテに会話の内容を記入、それがDMの文面にも反映されている。そして次回来店時のヘアスタイル提案もしっかり怠らない。

 

「日々、勉強」という姿勢、感謝を忘れないこと

先輩や同僚スタイリストの仕事は、指名客が200名を超えた今も必ず見るようにしている。お客のヘアスタイルの最初と最後の状態を必ず見ておくという。「あ、似合ってる。上手! 私が切ったらこうはならなかったなぁと思うことが多い」日々、勉強だ。

最近感動したことは、ユニット換えで付いた新しいアシスタントが、仕事がしやすいようにフォローしてくれる。スタイリストといっても、アシスタントに助けられているという実感を抱いた。2005年の田中さんの目標は「感謝」。細かなことに気づくのも、田中さんが支持される理由だ。

目標だった指名客200人は、2003年12月にクリアした。TOP HAIRでは、指名客200名をひとつの目安に、この数字をクリアしたら新規客は他のスタイリストに優先的に回す。だから、今の田中さんは現在の指名客を大切にして、仕事の内容をさらに濃くしていくことも目標。そして月ごとのバラツキをなくして、1人ひとりのお客にムラのない仕事をしていくことだ。

保育士のキャリアを捨ててまで入った美容の世界だが、向いていない、辞めたいと悩んだこともある。カットの昇格テストで何度も不合格になった時、助けてくれたのは先輩や社長だった。

「美容学校のときの同級生のほとんどが、美容の世界から去っていきました。でも私は、これまでのたくさんの触れ合いを大切にしてつづけていきたい。人と人との出会いに、無駄な出会いはないと思います。想像していたよりもきつい仕事だけど、とても楽しい」努力家の田中さんらしいコメントだ。

サロンワークカテゴリの最新記事