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24歳、デビュー1年半で総売上530万円を超えたワケ

渋谷・原宿エリアでは高明度カラーに注目する若手スタイリストが数多くいます。
そんな中、あえてヘアケアの道を選んで大成功を収めた美容師が。

デビューから1年半という驚異的なスピードで最高売上530万円を達成した理由に迫ります!

小田賢護[DECO(デコ)/東京・渋谷]

売上データ

2019年12月の総売上は5,300,485円!

プロフィール

おだけんご/1995年2月4日生まれ。岩手県出身。国際文化理容美容専門学校卒業。東京都内1店舗を経て、2015年10月、DECOへ入社。2018年7月にスタイリストデビューした。

サロンデータ

DECO(デコ)
東京都渋谷区神南1-3-10 神南アール1F
オープン:2012年
スタッフ数:16名(うちアシスタント7名)


実は、スタイリストデビュー初月の売り上げはたったの17万円……。
同世代の美容師は優秀な人が多く、月の売上100万円を超えている人ばかりで、悔しかったそう。

小田さんの勝ち武器

17万円の売り上げが、なぜたった1年半で急成長したのか?
その理由は小田さんの逆張りの発想にヒントがありました。

ヘアケアに注目


目をつけたのは、当時エイジングダメージ向けとされていた美髪チャージ。
渋谷・原宿エリアの高明度カラーブームによるケミカルダメージに使えるのでは、と思い立ったのです。

女性のあこがれ「サラツヤ髪」をつくる

SNSで発信した「髪を綺麗にしませんか?」という言葉は、ブリーチやカラーの影響で髪のダメージが気になるようになった女性から爆発的な人気を獲得!
急成長の理由は、カラーブームの先を行く“読み”にあったのです。

10~30代の女性の髪にまつわる悩みのTop3

1位 くせ毛
2位 髪が傷んでいる
3位 髪が広がる

10~30代 複数回答/2019年/出典:全国理美容製造者協会調査
小田さんの予想は正しく、10~30代の女性の髪にまつわる悩みはクセやダメージが多数。
「韓流アイドルのようにサラサラの黒髪ロングにしたい!」
「自分の好きな髪色にしたいけど、ダメージが気になる……」
そんな中高生からOLの幅広い層の女性に、美髪チャージが突き刺さりました。

トリートメント美容師の誕生

施術のBefore/AfterをInstagramにアップし始めると、予想を上回る結果に!
売れる、と思ったら、自分を信じて貫き通すことの大切さを学んだそうです。

高単価・高リピート率の理由

施術時間はたったの30分

小田さんの美髪チャージ施術はなんとたったの30分!
短時間でできるため、カットやカラーだけで来店したお客へ
「髪のダメージに効く、オススメのトリートメントがありますよ!」
と提案しやすいのです。
しかも髪のダメージを気にしている女性が多いため、来店客のほぼ全員が施術を希望してくれます。

単価は1.8万円!もう離れられないメニューだから

客単価は1.8万円。
20代のお客が大半なのに高単価を維持できるのは、一度手に入れたキレイな髪を手放せなくなるから……。
みんな、小田さんのトリコになってしまうのです。

渋谷・原宿エリアの病院

渋谷駅と原宿駅のちょうど真ん中に位置するDECO。
ハイトーンブームで髪が傷んだ女性をターゲットにしたことで、
髪の病院的立ち位置を確立!

小田賢護、とは

実は、毎月数十万円を実家に仕送りしている小田さん。
トップスタイリストになっても決して驕らず、いつも周りを見て行動できる誠実さがアシスタントやお客にも信頼される所以なのでしょう。
技術はもちろん大切ですが、内面から来る気遣いこそ美容師として大成する要素なのだと気づかされました。

この記事は月刊BOB2019年3月号「最高売上への挑戦」からの引用です。

この号では2018年12月に自身の最高売上に挑戦してくれた美容師さんを取材。全国各地、さまざまなやり方で、最高売上達成までのストーリーを追いかけました。

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