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タイムパフォーマンスをあげる! ママ美容師のためのライフハック【復帰編】

 

タイムパフォーマンスをあげる! ママ美容師のためのライフハック【産前・産休中編】に続き、今回は後編の【復帰編】をお届けします。

前編では、産前・産休中にやるべきこととして、下記の6つを書きました。

1.「時間」にきびしく
2.SNSを始める、お客さまと直接連絡が取れるツールを用意しておく
3.産休前に、復帰時期を決めて伝える&その間に美容室に行きたいか聞く
4.産休中は、友人を施術して不安を払拭しておく
5.自動車免許を取得しておく
6.サロンの近くor両親の近くへ引っ越し

今回も、美容師さんの仕事と家事・育児の“両立大変ポイント”を克服すべく、3歳のお子さんを持つ先輩ママ美容師のお2人を取材させていただきました。

美容師さんの“両立大変ポイント”は、大きく2つ。
① 産休・育休を経て、お客さまが戻ってこないことが往々にしてある。
② 復帰後、子供の体調不良などで指名・予約のお客さまに急遽お断りを入れなければならないことがある。

ママ美容師にとって、「短い時間で成果を出す」「自分らしく働く」=タイムパフォーマンスをあげることは宿命といっても過言ではありません。それぞれ置かれた環境によってその壁の乗り越え方は違いますが、この記事が少しでもヒントになれば幸いです!

 

7.次回予約をとる

保育園の営業日の関係上(日・祝日はお休み、平日も通常保育で預けられる時間が決まっているなど)で、復帰前よりも長く働くことは難しくなります。特に出勤しづらい休日に既存のお客さまを抱えている場合も多いでしょう。その場合、どうしても出勤日の予約が取りづらくなってしまいます。お客さまをがっかりさせないためにも次回予約は有効です。さらに、予約の電話やメールを受ける手間が省け、予約時に次回のメニューを軽く相談しておくことでよりスムーズなサロンワークが可能になります。

和田さん
和田さん
わたしのお客さまは、ほぼ全員が次回予約されて帰ります。お互いやり取りの手間が省けるし、とてもおすすめですよ

 

8.カウンセリングは当日ではなく、事前が基本

既存のお客さまで、お店に直接「カット+カラー」の予約をいただいた場合。またはInstagramから新規のご予約をいただいた場合は、個人的につながっているInstagramのDMで連絡をとり、ヘアスタイルの希望とお悩みを聞いたうえで改めてメニューを決めている、とママ美容師のManamiさん。それだけで当日の施術時間の目安が立てられ、お客さまをお待たせすることも少なくなります。既存客がほとんどの和田さんも、大きくヘアスタイルを変えたい時には、イメージトレーニングでアイデアを膨らませておきたいから、事前に写真をメールしてほしいと伝えているそう。事前カウンセリングのメリットは大きいようです。

 

▲InstagramのDMを使用した実際のお客さまとManamiさんのやり取り

 

9.早朝時間の有効活用で心を整え、通勤時間は何をするか決めておく

「1人でサロンをやっている以上、私の機嫌がサロンの雰囲気になってしまうので、常に心を整えるよう気をつけています」と和田さん。そんな和田さんは、朝4:00ごろ起床し、趣味の服作りをしたり、お茶を飲んだりしているそう。Manamiさんも子供が起きる1時間前には起きて朝ご飯と夜ごはんづくりに取りかかります。「頑張りすぎず、いつも笑顔でいることを心掛けています。通勤時間に何をするか決めておくと、仕事モードへ自然と頭が切りかわるのでおすすめです。子供が3歳になってからは、朝の電車でブログを書く、帰りはInstagramを更新するのがルーティーンになってきました。それまでは、育児・家事に追われていたこともあり、リフレッシュ時間にしていました」

 

▲自分で裁断、縫製している洋服。お気に入りの洋服をパターンにおこし、他の生地でつくっている。(和田さん)

 

▲毎日同じ服を着る=“制服化”することで心が整うと気づき、企業のアイデアコンテストにも応募した!(和田さん)

 

▲通勤時間で更新しているブログ。お客さまのバックスタイルを必ず撮らせてもらうと決め、書く内容も決めているので続けやすい。(Manamiさん)

 

 

10.出勤前に夜ごはんの準備、保育園への送りは夫にまかせる

9.の早朝時間の活用に続き、出勤前の朝時間に何をするかは気持ちの余裕につながる重要な時間です。和田さんもManamiさんも、朝の保育園への送りは夫に任せているので、家族や自分のための時間として活用しているそう。仕事から帰り、ごはんを準備、子供と夜ごはんを食べ、子供とお風呂に入り、合間で洗濯物をたたみ、はみがきをして寝る。何も準備をしていないと息つく暇もなく、ただただ時間に追われてしまいます。

和田さん
和田さん
夜にメイン1品だけつくればいいように、前の日までに副菜は準備しておきます。さらに、メインも焼くだけでおいしいように素材を買うお店にこだわったり、調味料にこだわったりしています

▲ある日の夜ごはん。新鮮な真鯛の酒蒸しに、ニンニク生姜をごま油で熱したものをひとかけ。生の黒コショウをオン!(和田さん)

 

Manamiさん
Manamiさん
毎朝、温めたらすぐに食べれるよう、その日の夜ごはんを準備しておきます。買い物は週末にまとめて行き、小分けに冷凍していますね。週1度は朝練に行き、ウイッグと向き合うようにしています

 

▲忙しい中でもウイッグに向き合う時間が多いほど、新たな発見があるという(Manamiさん)

 

11.子供が体調不良時の対応は最低2パターン用意

自身で迎えに行く、夫に迎えに行ってもらう、両親に迎えに行ってもらう。基本的にはこの3パターンが考えられますが、地方出身者の場合や夫の職業によっては「自身で迎えに行く」一択になる場合があります。病気の子供を預かってくれる「病児保育」施設もありますが、私が住んでいる区でも1日4名の定員で、病状が安定していないとお願いできないなど利用には大きなハードルを感じます。当日予約が可能な病児保育に特化したベビーシッターサービスもあり、いざという時にどうするかをどうするかを事前に家族で話し合っておくことが一番重要です!

和田さん
和田さん
①私のお客さまが終わるまで夫が看病する
②両親に預ける
この2パターンを用意していました。夫は昼以降の勤務なのですが、勤務先まで連れて行ってもらい看病してもらったこともありました。熱が出る前に、保育園ではなく両親に預けることで悪化させない方法がおすすめです!
私の実家は遠く、夫の両親は共働きのため
①私が迎えに行く
②夫が迎えに行く
しか選択肢がなく、予約が入っていてお店で代わりのスタイリストが見つからない場合は、お客さまにお断りを入れていました
Manamiさん
Manamiさん

 

Manamiさんは、保育園からの急な電話で、どのスタイリストも予約が入っており、待合室にいるお客さまにお断りをいれたことがあるそうです。「Manamiさんがいる時に、また来るわね」とお返事をくださるお客さまばかりで、お客さまの大切さを改めて感じ復帰後のやりがいになっていると教えてくれました。予約サイトにも、子育て中のため急遽予約をお断りする場合があることを書き、他のスタイリストが担当することになっても困らないよう、普段からカルテは細かく記入。アシスタントにも常に施術内容について細かく伝えておき、いざという時に備えているそうです。

 

12.ママ美容師にしかわからない、ママ客の気持ちを整理する

実は同い年だった、実は共通の趣味を持っていた、この2つに肩をならべ強い共感を産むのが「ママであること」ではないでしょうか。「お客さまが美容室に求めることは髪を整えることだけではなく、気分転換、話してスッキリすることもすごく重要なんですよね」と和田さんが話す通り、ママ客の気分転換をしてあげられるのはママ美容師だけかもしれません。

例えば、理解してあげたいママ客の気持ちとして
・誰かに子供を預けてきているので、なるべく早く帰りたい
・子育ての愚痴を誰かに聞いてもらいたい、大変さを共有したい
・子供と一緒に美容室へ来たいけど、他のお客さまの邪魔になりそうで申し訳ない ……などがあげられます。

ママ客の気持ちを整理して、もしそのモヤモヤを取り除いてあげることができるなら、それはママ美容師の強み、サロンの強みや差別化につながります。

 

最後に、2人からこれから“両立大変ポイント”を乗り越えるすべての美容師さんへメッセージをもらいました!

和田さん
和田さん
お客さまとの人間関係ができていれば、産休も育休も関係ないです。具体的に、この人は約束を必ず守ってくれる人だって思ってもらえる関係になれているかどうか、ここへくると気持ちがいいと思ってもらえていることだと思います。他のお店行かせないのではなく、他のお店に行く理由がない。そう思ってもらえることが重要だと思っています
復帰後は今まで以上にお客さまの大切さを感じています。応援のDMをいただいたり、美容師の仕事がますます楽しくなりました。時には人に頼ることも大切なので、自分自身も周りから支えてあげたいと思われる人になるよう心掛けています。これから復帰されるママ美容師さん、一緒に頑張りましょう!
Manamiさん
Manamiさん

 

和田友里[head.d.dress(ヘッド デュー ドレス)/神奈川県・横浜]

わだゆり/1980年12月23日生まれ、神奈川県出身。日本美容専門学校卒業後、都内1店舗、神奈川1店舗を経て2013年にサロン&アトリエhead.d.dressをオープン。オープン時より新規は紹介のみの人気マンツーマンサロン。現在は9:00~16:30の週5日勤務。ヘッドアクセサリーの製作も行い、ブラジルのサステナブルな素材を使った人気フェアトレードブランドColoridas(コロリーダス)のサンプル作成、コラボピアスも発表。

Manami[Ser A by U-REALM(セラ バイ ユーレルム)/神奈川県・横浜]

まなみ/1990年1月19日生まれ、千葉県出身。東京文化美容専門学校卒業後、8年間千葉のサロンに勤務。出産前に夫の地元である横浜へ引っ越し横浜のサロンで産後復帰、7月1日より夫が代表を務める同じく横浜のサロンで働く。現在は9:30~17:30の週3~4日勤務。「編みおろしパーフェクトガイド/日本あみおろし会」(小社刊)ではメイクを担当。本文中にも登場する本人のInstagramのアカウントは@chi_bi_mama

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