VR(バーチャルリアリティ)で、美容技術がうまくなる?
”エア動作”で、イメージ力がアップできる?
…そんなんでうまくなったら、みんなやるでしょ? と、半信半疑で、行ってきましたVR授業。
場所は原宿のベルエポック美容専門学校です。
VRとは?
VRは「Virtual Reality」の略で、「人工現実感」や「仮想現実」と訳される。ヘッドセットと呼ばれるゴーグルをかけると視界の360°が覆われ、人間の五感を通じてその場にいなくてもまるで現実世界のように体験できる。
VR授業を主催するのは、「美髪美容師」として有名な寺村優太さん。
週に1回、3カ月のスパンで縮毛矯正技術を授業で教えているという。VRゴーグルを1人1台貸し出して、
それぞれのペースで自主練してもらい、技術の習得度合いを見る、という壮大な実験です。
「縮毛矯正技術は会社によってそこまで技術の差異がないので、邪魔にならない。
何より入社前に習得しておくと武器になる」と寺村さん。
実際に見えている画像はコチラ↓
はい、立体的に見えます。
VRがすごいのは、一人称の視点なので、画像を見ている間は自分事として脳がインプットしてくれること。
セミナーとかだと、面白い内容なのになぜか途中で「このあとどこ行って何食べよう」とかなりますよね(笑)これだとならないんですね。
素晴らしき脳の勘違い。
こちらエア縮毛矯正の様子。なかなかシュールですが、本人はいろいろ見えてます。
寺村さんのVR開発のゴールは、長い技術習得期間を短縮して、もっと頑張ってる美容室がしっかり利益体質になること!
これから、カットやカラーの技術動画もVR化していくそう。
生徒さんたちの習得度合いなどはBOB5月号に掲載。実際のVR動画も誌面から見られるんでぜひ。
寺村優太[iii]
てらむらゆうた/1990年3月7日生まれ。群馬県出身。山野美容専門学校卒業。六本木の美容室に勤務後、
半年間のフリーランスを経て表参道に「lily」に参画。ケアや縮毛矯正のエキスパートとして平均単価27000円をチャージする。2016年には『前からも後ろからもキレイがあふれる 美髪のルール』を上梓。美髪美容師として活躍しながら、2020年にVR動画企画制作会社を立ち上げる。
この記事は月刊BOB2020年5月号からの引用です。誌面では、CIECA.野元亮太さん、iii寺村優太さん、FRACTALDESIGN木須 稔さんの取材も。
5月号の詳細はこちらからチェック!
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