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GOALD中村トメ吉氏が語る「コロナをチャンスに変える、箱ビジネスからの脱却」

8月1日発売の月刊NEXT LEADER 8月号(7月1日発売号)では、「コロナで美容室はこう変わる」を特集テーマに、withコロナ時代の衛生管理、店販、カウンセリング、オンライン採用まで。数年先に常識となっているかもしれない美容室の未来を予測しています。

この記事では、クラウドファンディングや他社との合同営業など、コロナの影響が長引くと考え、矢継ぎ早に施策を打ち出したGOALD中村トメ吉氏のインタビューを月刊NEXT LEADER8月号より掲載。

人生密着型サロンが考える新たなキャッシュポイントづくりについて、まとめました。

 

箱ビジネスからの脱却 中村トメ吉[GOALD(ゴールド)/東京・渋谷]

 

新型コロナの感染拡大を受けて対応に追われた美容室。もちろん静観も選択肢の1つだったが、一方でGOALDほど矢継ぎ早に施策を打ち出したサロンはないだろう。中村トメ吉代表が振り返る。
「一番意識したのは“信用”です。スタッフやお客さまに対して、どのような判断が信頼関係の継続になるかを考えました。スタッフに対しては、休業補償を満額支払う形で休業すると伝えました」

コロナの影響が長引くと考えていた中村代表は、そこからの行動が早かった。クラウドファンディングや他社との合同営業など、今までにない企画を次々と発表した。
「クラウドファンディングは金銭的な問題ではなく、休業中にお客さまとの信頼関係を継続する方法はないだろうかと考えたのがきっかけです。結果的に2日間で目標金額に達成し、お客さまの潜在欲求を知るいい機会となりました」

他社との合同営業はソーシャルディスタンスを避けることだけが目的ではなかったという。
「経済学の本で読んだのですが、美容室は箱ビジネスなのでどうしても生産性に天井がありますし、役職も限られます。だったらスタッフが移動すれば、より可能性が広がるんじゃないか。コロナだったからこうした取り組みが試せたのは逆に良かったですね」

これまでは“個の時代”を意識してマネジメントしてきた中村代表だが、今は“チームの調和”を意識していると語る。
「マスク販売もそうですが、アイデアを持ってきた若手に活躍の場をつくるのが僕の仕事です。スタッフの個性は強いですが(笑)、人や社会のためにやっているからこそ会社の存在意義があるし、関わる人が豊かになれる。その軸だけはブレずにやっていきたいですね」

 

人生密着型サロンが考える新たなキャッシュポイントづくり

GOALDが掲げる“お客さまの人生をデザインする”とは?

「美容師の価値は髪を切るだけじゃない」「人対人で生まれる信用を価値に変える」というのが中村代表の根底にあるビジョン。右図のように美容師が提供できるサービスの領域は広くなり、それに応じて若手の活躍の場が増える。それをバックオフィスでバックアップするという仕組みだ。

 

クラウドファンディング

金銭的な問題ではなく、休業中の顧客との関係性の継続を大切にしたいという思いで立ち上げたクラウドファンディング。20日間で目標額77万円を大幅に上回る支援総額522万円を達成。以前から顧客とつながるB to Cのオンラインサロン開設を考えており、マーケティング的な意味合いとしても成果が得られた。支援人数は354人。2時間で4万円の相談会が完売するなど、技術だけではなく時間に対価を支払ってくれる人も多く、新たなキャッシュポイントを探るうえでのヒントとなった。

 

AUBE×GOALD合同営業

営業を再開してもソーシャルディスタンスを取れば店舗の生産性が半減してしまう。そこで長期的なコロナ対策として考えたのがスタッフの分散勤務。AUBE HAIRと協力して、スタイリストが同サロンの横浜店(神奈川県)と大宮店(埼玉県)で営業。スタッフ数が少なめの箱ということもあり、3密も回避。顧客との信頼関係があれば、所属店舗に縛られることなく売り上げがつくれることを証明した。

 

GOALDマスク

スタイリストの星 勇輝さんが友人と協力して実現したのがオリジナルマスク(1,650円)の製作・販売。プロジェクトの枠組みはバックオフィスでつくってサポート。マスク不足の回収だけではなく、縫製工場で働いている人に仕事をつくってあげたいという気持ちに共感。中村代表はGOサインを出した。

 

GOALDの未来とは?

今後はサロン事業を筆頭に、プロダクト事業、オンラインサロン事業と3つの会社をホールディングス化していくと語る中村代表。さらには美容師向けの教育アカデミーも設立予定。店舗展開以外のキャッシュポイントづくりを常に見据えている。

 

中村トメ吉

なかむらとめきち/1984年11月2日、栃木県生まれ。東京綜合美容専門学校卒業。都内3店舗を経て、2013年9月、高木琢也氏とともにOCEAN TOKYOを創業。一大ブームを巻き起こす。2019年9月に再起業し、渋谷にGOALDをオープン。2020年3月には2店舗目となる名古屋店をオープンした。

photo : SUMESHI

 

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