ラッピングをオシャレにしたら、お客さまが増えた。女性美容師の皆さんであれば、この言葉だけでピンとくる、または納得していただけるかもしれません。ラッピングは、サロンの店販に付加価値をプラスするだけでなく、他店との差別化、ブランディングに一役買う存在です。お客さまのInstagramの投稿から、新しいお客さまに自店を知ってもらうキッカケになることもあるでしょう。
今回は、店販定番の500mlのシャンプー・トリートメントボトルをサロンで簡単に、安く、早くできるラッピングを紹介したいと思います。
「美容室、美容師さんならではのラッピングを!」とオリジナルの包み方を提案してくれたのは、この方。
宮岡宏会 さん
Profile:ラッピング教室toi et moi(株)代表。ラッピング講師歴18年。現在目黒区にてラッピング教室を運営する傍ら、企業のギフト用ペーパーデザインやラッピング方法などを監修する。著書に「大人かわいいラッピング」(主婦と生活社)、「かわいく包むアイデアラッピング」(玄光社)、「かんたん、かわいいナチュラルラッピング」(マイナビ)、「おしゃれなラッピングレッスン」(学研パブリッシング)、「ラッピングの教科書」(ナツメ社)などがある。
※この記事は、髪書房WEBZINEにて2019年4月に取材・掲載したものです。
ラッピングで集客・リピート率アップを狙える!!
――かわいいラッピングは、いつの時代も女性の心をつかみますよね。
ラッピングって、実は日本の文化なんですよ! だから、実は日本古来のしきたりに合わせたルールがあるのですが、私たちがカワイイ、オシャレなラッピングに惹かれる理由もそこにあるのかもしれません。今、アジア各国から日本のラッピング技術はすごく注目されているんですよ。
――“ラッピングのトレンド”というのは、あるのでしょうか。
ワークショップの定番化やDIYのトレンドを受けて、自分がつくったものを人に贈るという流れがあります。せっかくだから自分で包みたいと考える方が多く、ラッピング需要は高まっていると感じています。小売店では、包装紙の見直しをしたり、ギフトシーズンには“自分で包む”というコンセプトのCMや冊子を制作した企業もありました。『ブランディングのためのラッピング』も注目されています。
――サロンで売っている美容室専売品も、もっとオシャレにかわいく包んでくれるなら、プレゼント需要にも応えられるのになと思うことがあります。
オシャレ、かわいいラッピングは贈る側も、受け取る側もテンションがあがりますよね。シャンプーやトリートメントも、ラッピングすることで自分用だけでなくプレゼント用にと購入する方が増えるかもしれません。一番は、オシャレなラッピングはお店のブランディングにつながりますので、ぜひ今回ご紹介するオリジナルの包み方をマスターして欲しいですね。
――オリジナルで包み方を提案していただきましたが、考慮していただいた点はあるのでしょうか。
忙しい美容師さんでも続けられるように、短時間でできる包み方を考えました。包装紙をわざわざ買いに行かなくても手に入りやすいA3サイズのコピー用紙や、100円ショップのアイテムを使っています。ヘアゴムをリボン風に使用するのも“ならでは”かなと! 美容師さんは手先の器用さがあるのでその辺は心配していなかったのですが、続けることがラッピング・ブランディングでは大切なんですよ」
■店販商品をラッピングすると得られる効果■
①既存客が店販商品を買うキッカケになる
②既存客が店販商品をギフトとして購入→紹介・新規客につながる可能性がある
③お店のブランディングにつながる→リピート率アップ・集客につながる可能性がある
④インスタグラムなどのSNSでの拡散のキッカケ、お店を知ってもらうキッカケになる
≪用意するもの≫
・A3コピー用紙
・英字新聞(100円均一ショップにて購入)
・ヘアゴム2色、各20cm程度(100円均一ショップにて購入)
(・500mlのシャンプー・トリートメントボトル)
・両面テープ
・お好きなシールまたはマスキングテープなど
≪プロセス≫
※A3のコピー用紙は、折り目が見えやすいよう、プロセス撮影時は茶色の紙を使用しました。
※左が上になるとお悔みになってしまうので、必ず右を上に!
※ゴムを開くことで、ボトルの落下をより防ぐことができます。
⑪英字新聞やお好きな紙を巻きつけて完成!
今回、宮岡さんが提案してくれた「美容室ならではのシャンプー・トリートメント ラッピング」はこちら!
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