僕自身は約20年前からアナログ一眼レフカメラを始めて、17年くらい前からはデジタル一眼レフカメラを使用しています。作品撮りは99%自分で撮影をしていますね(雑誌掲載作品を除く)。地方にいると、カメラマンさんを探すのも呼ぶのも労力とお金がかかりますから、コンスタントに撮影を行いたい場合は自分で撮影ができたほうがいいに決まっています。さらに、撮影をサロンの文化にしたい場合も、オーナーがカメラを使えればスタッフの作品も撮ってあげることができるのでおすすめです!
スマホのカメラも今は高機能ですから、スマホでもよいと思います。100万人のチャンネル登録者を持つYouTuberが言っていたのですが、YouTubeの動画はスマホで撮る方が親近感が湧いてチャンネル登録
今回は1万5000円以下で本格的・作品撮り=スマホ以外で撮影する前提で書きます。
ちなみに、今僕が使っている一眼レフカメラは、富士フイルムのGFXミラーレスデジタルカメラとキャノンEOS R5です。
そしてすみません、カメラは持っている前提で考えます。別に一眼レフではなくても撮れますが、撮られているモデルさんやお客さまの気分をあげる意味でも一眼レフがおすすめです。メイク道具でも同じですが、
1.5万円以下で本格的・作品撮りに必要なもの① 背景紙を立てるスタンド
amazonの中から、おすすめの背景紙を立てるスタンドを5,000円以下でピックアップしてみました。これ以下の値段のものもありますので、下記のポイントを目安に選んでみてくださいね!
・高さが1m以上出るもの(理由:バストアップの撮影でも、スタンドの高さは1m以上必要)
・幅は1.5m以上出るもの(理由:販売しているバックペーパーは1.3m幅~がほとんどのため)
全身写真をきちんと撮りたい場合、2m以上の高さが出るものが必要になります。そうなるともっと高価なスタンドが増えてきますね。
▲齋藤さんおすすめのスタンド、高さは80~195cmで自由に調整可能。幅は150、225、300cmで調整できる。
1.5万円以下で本格的・作品撮りに必要なもの② 背景紙・バックペーパー
次に背景紙を用意しましょう。
・上半身だけの撮影であれば、1.3m幅以上あれば十分
・全身撮影をしたければ、2m幅以上必要
1.5万円以下で本格的・作品撮りに必要なもの③ 木漏れ日、朝の光
①と②を外に持ち出して、木漏れ日が入るところに置いてみましょう。一眼レフカメラの設定は、オートで問題ありません。そうすると、この写真のクオリティまでは撮れますよ! このバック紙は幅1.3mのものです。幅さえあれば、多少長さが足りなくても、段ボールの上に座って撮り、後でトリミングすれば全く問題ないです。紫のバックペーパーの写真を参考にしてくださいね。
1.5万円以下で本格的・作品撮りに必要なもの④ 安いカーテン
スタンドを買い、バック紙の代わりに安いカ
1.5万円以下で本格的・作品撮りに必要なもの⑤ 編集アプリ
撮った写真は、アプリで加工・編集しましょう。僕がよく使っている編集アプリは、Photoshop Express写真加工&画像編集アプリとAdobe Lightroom-写真加工&フィルター補正アプリです。そのほか、パソコンでCapture One、Photoshop、Lightroomを使用することも多いです。そのままの写真を使わないで色を少し変えてみたり、文字を入れてみたりするひと手間も今っぽく仕上げるためには大切だと思います。
ちなみに、下の写真内の手書き文字は僕が書いただけです。アイフォンの写真フォルダから、右上の編集ボタン→右上の…ボタン→マークアップを選ぶと自由な色で自由に書けるので試してみてください。
今日ご紹介した撮影方法を試してみて、もっと撮ってみたい! こだわってみたい! と思ったらストロボを買うことも検討してもいいかもしれません。最初からストロボを買う必要はないですよ◎
齋藤隆志[favorite garden(フェイバリット ガーデン)/鳥取県・米子市、広島県・広島市]
さいとうたかし/1976年1月15日生まれ、鳥取県出身。松江理容美容専門大学校通信課程修了。2004年、鳥取県米子市にfavorite gardenをオープン。2017年広島に2店舗目を出店。JHAファイナリストの常連で2015年、2019年にはAREA STYLIST OF THE YEAR、中国・四国エリア賞を受賞。facebook、instagram、noteなどのSNSで発信する歯に衣着せぬ物言いは多くの美容師の指針となり、つくりだされる作品は多くの美容師ファンを持つ。
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