八木花子さん 祝!ご結婚
コロナ禍で世間は陰鬱なムードが充満する中、明るいニュースが飛び込んできた!
MINXで毎年売上トップを走り続ける八木花子さんが、電撃結婚!
そして気になるお相手は、素敵なメキシコ人男性!
「婚活」そして「婚活ヘア」を研究する美容師、松子さんとBOB編集部は、そんなおめでたいニュースについて詳しくお聞きしたい! と、MINX銀座店へ駆けつけた。
結婚のきっかけは、ジムのトレーナーさんがいなくなったから!?
BOB編集部:
八木さん、ご結婚おめでとうございます!
早速ですが、ご結婚に至った顛末を教えてください!
八木さん:
ありがとうございます!
私自身、「絶対結婚したい!」というタイプじゃなかったんです。今楽しいのに結婚したら拘束されるんじゃないかとか、お金も自由に使えなくなるんじゃないかと思って、むしろ消極的で。
「早く結婚して幸せになってほしい~」とか言われることもあったんですが、「今幸せなんだけど?」っていう感じで(笑)。
彼氏はいる時期もいない時期もあったけど、今の夫と出会ったきっかけはジムのトレーナーさんが辞めてしまったからなんです。
松子さん:
えっ? どういうことですか?
八木さん:
ずっと大好きな女性のトレーナーさんがいて、その頃空いてる時間は常にトレーニングに費やしていたんです。
そのトレーナーさんが辞めることになって、心にぽっかりすき間ができてしまって。
落ち込んでる私を見かねた友人が「彼氏でもつくったら」と。それで恋愛スイッチを入れました。
BOB編集部:
まさかの経緯!
八木さん:
美容師って忙しいじゃないですか。だけど結構彼は時間を合わせてくれて。4回目に遊んだとき彼の友人に会わせてくれたんですが、「僕のガールフレンドなんだ」って紹介されて。その帰り道に正式に付き合うことになりました。
それが10月初めで、12月19日にプロポーズを受けました。
松子さん:
早い! ビビッと来たんですね。
BOB編集部:
結婚を意識したきっかけは?
八木さん:
それまでは一人で生きていくイメージだったから、老後の生活資金を貯めたりとか、いかつい保険に入ったりしてました。「良い老人ホーム入ろうかな~」とか(笑)。
でも彼は一緒にいて楽しかったし、とても理解がある人だったので、この人といたらもっと楽しくなりそう、というイメージが湧いたんです。
お互いレストランで注文するときもパッパッと決めたり、何かを決めるときに時間をかけるのが嫌いで、そういう価値観が合ったのもよかったです。美容師ってせっかちじゃないですか。
松子さん:
分かります(笑)
八木さん:
あと、最近両親を見てて「夫婦っていいな」って思って。
今年80歳になるんですが、幼馴染の同級生なんです。最近母の体調が良くなかったときに父が労わっていて。はじめて手をつないでいるのを見たんです。
松子さん:
わ~! 年を取っても支え合えるのって素敵です。
両親は驚き過ぎて沈黙→怒り&猛反対→からの…?
BOB編集部:
結婚を報告したときの、ご両親の反応はどうでしたか?
八木さん:
最初は猛反対でしたね。両親は、私はもう独身を貫くと思っていましたから。
クリスマス後くらいに電話したら母が出たんですけど……「結婚しようと思ってるんだよね」と伝えた途端無言になって。
ちょっと日を改めよう、と思って翌日電話してもまた沈黙で……。
またその翌日電話したら、今度は父が出て
と、猛反対されましたね。
松子さん・BOB編集部:
ひゃ~。
八木さん:
そしてまた少し日を置いて、年末に電話したんですよ。そしたら父が出て
っていきなり変わってて(笑)。
BOB編集部:
ちょっと時間を置いたことが功を奏した(笑)!
八木さん:
そして年明け両親と彼が対面したんですけど、和やかなムードでしたね。
事前に彼に、日本ではどういうノリで結婚のあいさつしに行ったらいいのか聞かれたので、「娘さんをください」って言うシーンがあるよ、と伝えたんです。見たいじゃないですか(笑)。
松子さん:
見たい(笑)
八木さん:
最後らへんに言ってました(笑)。本当はビデオに撮りたかった~!
もともと実家で留学生のホームステイの受け入れとかをしていたのもあって、外国人の彼と両親はいい雰囲気でした。
お互い母国語じゃないから“シンプルに会話できた”
BOB編集部:
旦那さまとは何語で話しているんですか?
八木さん:
出会った当初、彼はほぼ日本語が話せなかったので基本英語ですね。
松子さん:
コミュニケーションは不便じゃないですか?
八木さん:
いや、これが良かったんです。
彼にとっても私にとっても英語は母国語じゃないから、言いたいことをシンプルに伝えられて、分かり合えるんですよ。
出会った最初の頃から気を遣わずに思っていることを伝えられて。
日本語だと色々考えすぎて、遠回しに伝えちゃったりするじゃないですか。
そういうのが少なかったんです。
BOB編集部:
言葉の壁が逆に良かったんですね。
八木さん:
そうなんです。
それに、例えば何かにイラッしたとき、日本語だとすぐそれをぶつけちゃうけど、頭の中で一度「これって英語で何て言うんだっけ」ってワンクッション置くから、その間にイライラがおさまってたりして。
英語の授業で怒り方って習わないじゃないですか(笑)。
松子さん:
国際結婚にそんなメリットがあるとは!
メキシコ人の旦那さまがつくってくれた味噌汁に入っていたのは!?
BOB編集部:
メキシコ人の旦那さまと、食の好みは合うんですか?
八木さん:
それは結構合うんですけど、こないだびっくりしたことがあって。
彼が結構料理をしてくれるんですが、一度味噌汁の中に緑のものが入っていて。
「これ何!?」って聞いたらアボカドだったんです。
メキシコではスープにアボカドが入ってるのは普通らしくて。
松子さん:
味噌汁もミソスープですもんね。
八木さん:
はい、クリエイティブですよね。
BOB編集部:
おいしいんですか?
八木さん:
最初アボカドだと思って食べるからびっくりするけど、アボカド自体の味が強くないから意外と豆腐みたいな……(笑)。
あとは「寿司を握りたい」って言って握ってくれたこともありました。
BOB編集部:
日本人って寿司握らないですもんね(笑)!
国際結婚ならではの体験ですね。
八木さん:
伊勢海老や蟹を買ってきて、あら汁までつくってました。
まるでお寿司屋さんでしたね(笑)。
旦那さま特製・あら汁
松子さん:
本格的(笑)! 楽しいですね。
相手のご家族とはもう会ったんですか?
八木さん:
本当は3週間くらいメキシコに行って相手の家族に会う予定だったんですが、コロナで延期になってしまって。まだ会えていないんです。
BOB編集部:
そうなんですね。でも、異国に家族ができるって素敵ですね。
八木さん:
こないだ彼のご家族とテレビ電話をしたんですけど、相手はスペイン語を話すから何を言ってるのか全く分からなくて(笑)。
お互いにこにこしてるんですけど、意思疎通ができないからそのうちス~ッとフェードアウトしていって(笑)。いろんな親戚が入れ代わり立ち代わり現れては消えていくのを繰り返してましたね。
BOB編集部:
(笑)。早く対面できると良いですね!
頑張る女性を励ます、鈴木三枝子さんの言葉
松子さん:
私自身も婚活中で、最近彼氏ができたんですけど、なかなかスタイリストとしてバリバリ働いていると恋愛モードにならないときもありました。
八木さん:
分かります、どんどん目も肥えていくしね。
松子さん:
私も結婚できますかねえ?
八木さん:
大丈夫ですよ! 私が大好きで尊敬する鈴木三枝子さん(MINX代表高橋マサトモ氏のパートナーであり、「MINXの母」と呼ばれる伝説の女性美容師。2008年逝去。)がこんな言葉を遺しているんです。
『一生懸命頑張ってるイイ女を、イイ男が見逃す訳ない。だから焦らないで。』
仕事を一生懸命がんばってる女はイイ女。だからがんばってる美容師には絶対イイ相手が来るんです。
松子さん:
わ~! 素敵な言葉。元気が出ます!
八木さん:
プロポーズから5日後、クリスマスイブに彼に『一緒に来てほしいところがある』と鈴木さんのお墓参りに連れて行ったんです。
そしたらなんと、そこでMINX代表の高橋マサトモさんにばったり会って!
その場で婚約の報告をしました。
BOB編集部:
わ~、そうだったんですね。
高橋さんと鈴木さんお二人の前で、素敵な形でご報告ができたんですね。
八木さん:
はい。マサトモさんには7月に挙げた明治神宮での式にも来ていただけて。嬉しかったです。
MINXで売り上げトップを走り続ける八木さんのもとには、鈴木さんの言葉通りとびきり素敵なパートナーが現れた。
自分の好きなことを精一杯頑張り、人生を楽しむことが、「婚活」の一番の近道なのかもしれない。
八木さん、どうぞ末永くお幸せに!
八木花子〔MINX GINZA(ミンクス ギンザ)/東京・銀座〕
やぎはなこ/1979年7月31日生まれ。静岡県出身。国際文化理容美容専門学校卒業後、MINXに入社。きめこまかやかな接客と確かな技術で支持を集め、5年連続MINX全店舗客数・リピート率ともにトップに君臨し続けている。
松田育子(松子)[terra by afloat(テラバイアフロート)/東京・二子玉川]
まつだいくこ/1990年生まれ。富山県出身。富山理容美容専門学校卒業。現在二子玉川駅のterra by afloatにてスタイリストを務める。月刊BOB誌面連動セミナーにて、第5期生として12月の最高売上更新を目指し、さまざまな困難を乗り越えつつもこれを達成。自身も婚活をしてきた経験を活かし、2020年より「婚活ヘア」を追求するインスタグラム、ブログを開設。悩み、時にこじらせる婚活女子を美容師の立場からサポートしている。
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