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黄味を感じさせない「ブロンドベージュ」のつくり方

料理本のような、ヘアカラーのレシピ本。
1モデルにつき、3メーカーのカラーレシピを掲載しているのが特徴で、書籍には16人のモデルと48レシピが登場します。
2020年3月26日に発売し今も売れ続ける『sikiのくすみカラー1行レシピ』から“黄味を感じさせないブロンドベージュ”のつくり方を紹介。

 

photo : 竹澤 輝

 

黄味を感じさせないブロンドベージュは、ベージュ選びとクリアの足し算でキマる。

sikiの「ブロンドベージュ」を表現するために、3メーカーのカラー剤のレシピを書籍から紹介します。

RECIPE1

BASE 2週間前に行った、全頭ブリーチ履歴を活かす。

ON COLOR

●根元
1剤 イルミナカラー SAFARI-10:NUDE-10:ORCHID-10(3:1:10%):CRYSTAL(等倍)
2剤 OX1.5%(等倍)

●中間~毛先
1剤 イルミナカラー SAFARI-10:ORCHID-10(3:1):CRYSTAL(3倍)
2剤 OX1.5%(等倍)

イルミナカラー/ウエラ プロフェッショナル

 

RECIPE2

ON COLOR

●根元
1剤 フィヨーレBLカラー 6MT:6GB(4:1):クリア(2倍)
2剤 OX3%(等倍)

●中間~毛先
1剤 フィヨーレBLカラー 12GNB:V10(1:10%):クリア(5倍)
2剤 OX1.5%(等倍)

フィヨーレ BLカラー/フィヨーレコスメティクス

 

RECIPE3

ON COLOR

●根元
1剤 ナシード N-MT6:N-FBe6(3:1):N-クリア(2倍)
2剤 OX3%(等倍)

●中間~毛先
1剤 ナシード N-FBe10:N-BBL10(5:1):N-クリア(5倍)
2剤 OX3%(等倍)

ナシード/ナプラ

これら3つのレシピには、sikiのカラーTHEORY №2「低明度でクリア多」の考え方が用いられています。その詳細は、書籍にて。

 

既染部の状態と髪質
全体:20Lvのブロンド
ブリーチ歴:ハイライト→2週間前に全頭ブリーチ
ダメージ:ブリーチによるダメージあり
髪質:やわらかい
太さ:細い
新生部の長さ:5mm以下
メラニンタイプ:黄

 

根元:8Lvのブロンドベージュ
毛先:18Lvのブロンドベージュ

 

4つの季節と4つの“C”

すべての季節、髪と生活に彩りを添え、四季を感じながら毎日を過ごしてもらいたい。“siki”というサロン名はそんな想いでつけられた。

フランス人の生活の楽しみとして欠かせない4つの“C”と言われるものに、コーヒー[Cafe]、チョコレート[Chocolate]、シガー[Cigar]、コニャック[Cognac]があるが、この4Cになぞらえて考えるとsikiというサロンが見えてくる。

sikiのバックルーム、コーヒーやシガーの代わりに欠かせないのは会話[Conversation]
スタッフ同士、より良いサロンにすべく議論に発展することも日常茶飯事だ。

代表は、磯田基徳と伊藤 竜。真逆のタイプの2人だが、根底にあるのは尊敬と友情[Camaraderie]
その安心感がスタッフを包み込む。

そして、最もsikiが大切にしているのはキャラクター[Character]。“人”だ。

サロンにくる女の子たちが本当に求めているものを追求したら、ハイトーンでもナチュラルに見える、くすみカラー[Color]という新ジャンルに辿り着いた。

スタッフの本当の幸せを追求したら、スタッフが自ら輝きだし、離職率ゼロを継続している。
すべては、その人のキャラクターを引き出すため。人ありき。

そんなふうに女の子たちの内面を引き出すくすみカラーを1行レシピから連想する本書。想像力を膨らませて、楽しみながら読み進めていただけたら幸いです。

sikiのくすみカラー1行レシピ/siki/¥3,800+税(髪書房)

磯田基徳(siki)
いそだとものり/1988年5月26日生まれ。窪田理容美容専門学校卒業。都内2店舗を経て2017年11月、渋谷区渋谷にsikiをオープンさせる。2018年11月に伊藤 竜氏とダブル代表で渋谷区神宮前にsikiを拡張移転。フォトコンテストの受賞歴多数。圧倒的なリーダーシップとブランディング力でsikiのスタッフを牽引する。

伊藤 竜(siki)
いとうりゅう/1991年6月19日生まれ。日本美容専門学校卒業。都内2店舗を経て2017年11月、sikiに参加。2018年11月、磯田基徳氏とともにsikiをリニューアルオープン。ブリーチ技術を駆使した中間調が絶妙なミルクティーカラーを得意とする。独自の視点とセンスを活かした一眼レフ撮影や動画撮影が強み。

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